日本の杜 神社参拝日記
 
龍宮の島 江島神社
 
平成16年11月17日参拝
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銅鳥居と陽気な仲見世
 夏場は若者でにぎわう湘南の海、そこに浮かぶ江の島は日本三大弁財天として知られ、観光スポットしても名
高いこの島に江島神社は鎮座する。
 写真は銅鳥居、良い蒼に染まった鳥居は歴史を感じさせ、参拝者を出迎える。
 鳥居をくぐると仲見世が軒を連ね楽しい雰囲気が漂う、サザエ、ハマグリを売る店、お饅頭を売る店、観光地な
らではの陽気につられ、参拝後サザエのつぼ焼きに舌鼓を打った事は云うまでもない。
 
 
 
 
大鳥居
 

 仲見世を抜けると大鳥居に到着。

 鳥居を見上げつつ参道を進む、この脇にエスカーなる乗り物の駅と思しき施設があり近くまで行くと・・・。
 有料のエスカレーターでした、参道を見て歩きたい私は、利用せずに急ぐことにする。
 
 
 
 
 
 
 
龍宮造りの瑞心門
 鳥居をくぐると、瑞心門である。
 龍宮城さながらの門、いまや江の島のシンボルのひとつだ。
 いわゆる龍宮造りの門は昭和61年に建立される。
 
 
 
 
 
 
弁財天像
 
 瑞心門のすぐ奥に弁天様が宝剣を持って座っている。
 江島神社の御祭神は宗像三神なのだが神仏習合では弁財天と習合する。
 その弁財天の仏像である。
 
 
 
 
 
 
 
白龍王黄金浄水
 階段を登り辺津宮の境内に到着する。
 エスカーの降り口前にある、龍神を祀る池、銭洗白龍王というのだが小銭を洗うと金運がつくそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
辺津宮
 
 辺津宮は、下の宮とも呼ばれ田寸津比賣命を祀る。
 社殿は権現造りで源実朝公により建永元年(1206年)に創建され、延宝3年(1675年)に再建される、近年で
は昭和51年に大改修が行われる。
 
 
 
 
 
 
 

奉安殿

 辺津宮境内に佇む八角形のお堂、奉安殿である、昭和45年に建立される。
 拝観料150円を払い中に入ると、国重要文化財の弁財天像が二体、妙音弁財天像と、八臂弁財天像。
 妙音弁財天は別名裸形弁財天と言われる通り、裸の岩座弁財天が琵琶を弾くお姿である、そして八臂弁財
天像はいわゆる天部形の八本の腕を持つ弁財天像、いずれも鎌倉時代の作で傑作である。
 「オンサラスバティーエイソワカ」との真言を唱えるよう書かれていて、違和感のない神仏習合と弁財天尊の
力を感じた。
 
 
 
中津宮
 
 さらに、参道を進むと朱色の社殿、中津宮に到着、このお宮は市寸島比賣命を祀る。
 中の宮は仁寿3年(853年)の創建、元禄2年(1689年)に改築、平成8年に現在の朱が派手なお宮に改修され
る。
 
 
 
 
 
 
 
龍宮
 上の宮のすぐ脇、龍の像が参拝者をにらむ、龍宮である、「リュウグウ」ではなく「ワダツミノミヤ」
 ワダツミとは海神の事で、この龍は海龍の像、髭が立派である。
 御祭神、龍宮大神を祀る。
 
 
 
 
 
 
波間に亀の石像が浮かぶ
 
 本宮である御窟、その前の磯の波間に亀の彫像が見える。
 自然石に彫られる亀の像、いつ誰が彫ったかわからないのだが浦島太郎を龍宮城へ連れていった海亀を髣髴
させる。
 
 
 
 
 
 
 
八方睨みの亀
 奥津宮にも亀がいる、拝殿の天井を見上げると・・・、有名な八方睨みの亀である。
 この絵は江戸期の画家酒井抱一(1761年〜1828年)によるもの。
 
 
 
 
 
 
 
奥津宮
 
 上の宮、奥津宮は多紀理比賣命を祀る。
 境内には、源頼朝公奉納の鳥居があり、鎌倉幕府からの崇敬の深さをうかがい知る事ができる。
 ここ江の島は役の行者をはじめ泰澄、道智、弘法、日蓮などの名僧達が行場として修行した。
 神仏習合時代は金亀山与願寺を号するが明治元年に神仏分離令に伴い神社となる。
 参拝した印象は安芸の宮島、竹生島と並ぶ日本三大弁財天としても有名な通り、弁財天信仰の色合いが濃く
神仏習合そのものである
 明治時代の神仏分離それを破るかのごとく江の島は徐々に神仏習合に回帰しつつある、それが江の島の本
来の姿なのだと感じた。
 
御 朱 印
 
 
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