画像をクリックすると拡大します。
埼玉県屈指の古社『氷川女体神社』
大宮の氷川神社とともに、武蔵国一宮である。
小高い丘の上に鎮座するこの社。
石段を登り鳥居を過ぎると、そこは境内、静かである。
ひなびた古社,といった趣の社殿。
金文字の『武蔵国一宮』が眩しい破風下の額。
威風堂々という表現がぴったりである。
境内に置かれた『道標』
赤山街道筋、大字大間木水深の地に弘化2年(1845年)建てられた。
境内外に『磐船祭祭祀遺跡』がある。
かつて、『氷川女体神社』で最も重要な祭祀は御船祭であった。
しかし享保12年(1727年)の見沼干拓に伴いそれは出来なくなった。
その後、柄鏡形の土壇場をもうけてそこで祭祀を行った。
氷川神社を男体とし、ここ『氷川女体神社』は文字通り女体の神社である。
栃木県の日光の男体山と女峰山等、関東圏ではこの男体、女体という形式の神社は多い。
権現造りの社殿は寛文7年(1667年)に四代将軍徳川家綱の寄進により再興された。