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長瀞ライン下りで有名な長瀞町、秩父三社のひとつ『宝登山神社』はここに鎮座する。
秩父鉄道、長瀞駅前から一の鳥居が見える。
境内はよく整備されてる庭園の印象。
写真左側の松は『相生の松』その傍らに『皇太子殿下ご成婚奉祝唱歌碑』建つ。
二の鳥居は白色の明神式鳥居。
建つ姿は威厳を感じる。
二の鳥居をくぐりすぐに、『手水舎』がある。
荘厳な雰囲気漂う神域。
この杜に対する崇敬の念を禁じえない。
本殿裏に日本武尊ゆかりの『玉の泉』がある。
ここ秩父は、日本武尊東征神話の舞台の地、ゆえ日本武尊ゆかりの逸話が数多く残る。
玉垣の隙間より『玉の泉』を覗き見る。
『玉の泉』は、日本武尊が東征の折に兵とともにこの泉で禊をした。
神話の舞台にしばし感動する。
この神社の特徴は、境内に真言宗知山派の末寺『玉泉寺』が神仏分離以降も残っていることである。
写真は山門である。
この山門の別名は『仁義門』
仁義と書かれた扁額が掲げられることからそう呼ばれる。
『玉泉寺』
明治以降の神仏分離令以降は別当職は廃止したものの、今でもお寺として機能する。
住職の常住は無いが神職がそれを兼務する。
現在も250戸程の檀家を持ち、ここ長瀞に貴重な文化的習慣は残る。
白木で造られた本殿。
権現造りの社殿は、弘化4年(1847)本殿再建工事を開始、明治7年(1874)に完成。
神仏習合の時代に工事開始、神仏分離の時代に完成である。
二つの時代にまたがって建築されたこの社は、今もなお神仏習合が暗黙の了解で存在する。