画像をクリックすると拡大します。
三井財閥ゆかりの杜、三囲神社、『みめぐりじんじゃ』と読む。
鳥居を過ぎ境内の奥がなにやら賑やかである。
石灯籠や石碑がひしめき合うが、落ち着いた雰囲気。
境内にある顕名霊社(あきなれいしゃ)。
柵に囲まれ立ち入り禁止のこの社は三井家先祖を祀る。
『三柱鳥居』これは珍品中の珍品、三つの鳥居が三角形に組まれた鳥居である。
京都太秦の『蚕ノ社』の物が有名だが、それと形状が酷似する。
具体的には柱が八角柱である事等である。
全国でもこの形式の鳥居は数えるほどしか見ることが出来ない、一見の価値あり。
『老翁老嫗の像』、境内奥にある白狐祠の前におかれる。
元禄時代に白狐祠を守る老夫婦がいて、老夫婦に頼むと狐が現れて願い事を聞いてくれたそうだ。
境内奥に白狐祠を中心とした末社群がある。
三井財閥ゆかりの杜、三囲神社の創建は古く弘法大師による勧請とされるが何時の草創かは定かではない。
文和年間に近江三井寺の僧、源慶によって社殿を再建する。
京都の豪商三井家が江戸進出したさいに江戸における三井家の守護神と崇めた。
現在も崇敬は厚く、年に数回、三井系企業の祭典が行われている。