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ここ豊川稲荷東京別院は、日本三大稲荷の一つ愛知県の三州本山豊川稲荷(圓福山妙厳寺)の直轄別院で |
赤坂一ツ木の大岡邸にあったものを明治20年に奉遷した。 |
愛知県の三州本山豊川稲荷は明治の神仏分離令の折、宇迦之御魂神を祀っているのではなく本尊ダキニ天 |
を主張して譲らずそれを乗り切ったそうだ、他の神社から比べるとなんとも強引な話である。 |
境内の配置、権現造り本殿(本堂と言うべきか?)どう観察しても鳥居が無いこと以外は神社である。 |
天部信仰の寺院はこの形式(神社形式の寺院)が多いが、天部の仏の多くはインドの土着の神(ヒンドゥー教 |
の神等)が仏門に帰依したとされるものが多く元々神仏習合なのだ。 |
神仏分離以降も仏教、神道両者から信仰される稲荷信仰はある種完成された感のある信仰形態である。 |
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